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設置公開<2010年7月23日>

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セカンドステージ:認知症に備える 加齢による「物忘れ」とは別(毎日新聞、5月6日) - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)

2018/05/06 (Sun) 17:17:15

 こんにちは。


 物忘れが酷くなってきたことを理由に認知症を怖がってる人が多いですが。
 自覚がないのが認知症です。


> <くらしナビ ライフスタイル Second Stage>


> 国内に約500万人の患者がいるとされる認知症。65歳以上の4人に1人が、認知症かその予備軍とも言われ、「自分は大丈夫か」と不安になる人は多い。今月のテーマは認知症への備え。初回は、初歩の心得と最新研究を解説する。

> 認知症を、脳の病気の「病名」だと思っている人は多いかもしれない。だが、厳密には「状態」を表す言葉だ。何らかの病気によって脳の神経細胞が壊れたり働かなくなったりすることで認知機能が低下し、それまでできていた社会生活ができなくなる状態を、認知症と呼んでいる。

> 原因となる病気はさまざまで、最も代表的なのが「アルツハイマー病」だ。脳にたんぱく質のごみがたまることで神経細胞が死んでいく進行性の病気で、認知症患者の6割以上がこの「アルツハイマー型認知症」と考えられている。ごみのたまり方は人によって違うが、最大の要因は「加齢」だ。認知症には他にも、脳梗塞(こうそく)や脳出血によって起こる「脳血管性認知症」、神経細胞に特殊なたんぱく質がたまる「レビー小体型認知症」、意欲や判断にかかわる前頭葉や言語などをつかさどる側頭葉が萎縮してしまう難病による「前頭側頭型認知症」などがある。複数の病気が複合的に関わっていることも多い。

> 認知症の代表的な症状の一つが記憶障害だ。人は誰でも年を取ると脳の機能が衰え物忘れが多くなるが、これと認知症は全く違う。「加齢による物忘れは『思い出す』機能が衰えるのに対し、認知症による物忘れは、新しい記憶をつくることができないために起こります」。東京都内のクリニックで多くの認知症高齢者を診察する岩田誠・東京女子医大名誉教授は、こう説明する。「夕飯に何を食べたかを思い出せない」「昨日会った人の名前が出てこない」といった訴えは正常な物忘れの範囲で、病的なものではない。だが、夕飯を食べたことや、人に会ったこと自体を覚えていなければ、認知症の疑いが出てくる。


> ●問題行動にも理由

> 認知症の症状で、「目的なくうろつく(徘徊(はいかい))」「理由なく暴力をふるう」といった問題行動をイメージする人もいるだろう。しかし、それは誤った認識だと岩田名誉教授は指摘する。「人の行動には必ず理由があり、それは認知症の人も同じです。『徘徊』と呼ばれる行動の理由で多いのは、『家に帰るため』。特に慣れない環境に置かれた時、そこが自宅ではないと感じれば、家に帰ろうとして外に出る。これは認知症の人に限らず誰もが持っている帰宅習慣によるものですが、なぜ外出したか記憶できないため、後から理由を聞いても答えられないのです」。行動の理由を探り、それを取り除く努力をすることで解決できる「問題行動」は少なくない。

> 自分や家族が認知症ではないかと感じたら、専門医のいる「物忘れ外来」などで診断を受けることが勧められている。診断は、問診を中心に、知能検査や画像診断を必要に応じて組み合わせる。岩田名誉教授は「症状がいつからどんなふうに表れたのか、本人だけでなく周囲の複数の人から時間をかけて聞きとることが不可欠。受診先を選ぶ際は、丁寧に問診してくれる医師かどうかを基準にするといい」とアドバイスする。


> ●進む治療薬開発

> 残念ながら、認知症を根本的に治したり、確実に予防したりする方法は今のところ存在しない。ただ、患者の多数を占めるアルツハイマー病の発病の仕組みは解明されつつあり、治療薬の開発が世界中で進められている。

> 研究者たちが最も注目しているのは、発病の引き金をひくとみられる不要なたんぱく質「アミロイドβ(ベータ)」だ。東京大の岩坪威教授(神経病理学)によると、2000年以降、蓄積したアミロイドβを取り除いたり、つくり出されてたまっていくことを抑えたりする薬の開発が活発化している。臨床試験(治験)も相次いで行われたが、思ったような効果は得られなかった。アミロイドβは発病の15~20年前からたまり始め、発病した時には脳神経細胞の破壊がかなり進んでいるため、投薬のタイミングが遅かった可能性があるのだ。

> そこで最新の研究は、まだ発症していない人やかなり早期の患者をターゲットに、発症を抑えたり進行を遅らせたりする薬の開発に移ってきている。岩坪教授が参加する米国立衛生研究所の国際共同治験は、画像検査でアミロイドβがたまっているが認知機能が正常な65~85歳が対象。日米豪で計約1200人に対し、アミロイドβの蓄積を防ぐ薬を4年半投与し、効果をみる。岩坪教授は「将来的に、認知症が予防・治療できるようになる可能性は十分にある」と力を込める。


> ●今できる対応とは

> 予防のために今すぐできることはないのだろうか。近年注目されているのが、軽い症状はあるが認知症には至っていない軽度認知障害(MCI)という段階の人たちだ。早期にリスクを認識し、食習慣の改善や定期的な運動といった適切な対応をとることで、認知機能の低下を抑えようとする研究が行われている。

> 「実際に脳に明らかなアルツハイマー病の特徴がある人でも、正常な認知機能を保っている人はいます。脳には多くの予備能力があり、その働きによって症状の表れ方に違いが出る可能性があります」と岩坪教授。脳神経細胞が死んでいく現象の進行は止められなくても、症状の進行を遅らせることはできるのかもしれない。岩田名誉教授も「例えば人とコミュニケーションを絶やさないようにして脳を活性化することで、病気に負けない脳をつくることが大切です」と話す。【曹美河】=次回は13日掲載


https://mainichi.jp/articles/20180506/ddm/013/040/015000c

Re: セカンドステージ:認知症に備える 加齢による「物忘れ」とは別(毎日新聞、5月6日) - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)

2018/05/23 (Wed) 23:52:35

<物忘れが多いうちの母は本当に「認知症」? 理由を探る認知症ケア ペホス(毎日新聞「医療プレミア」、5月21日)>

 こんばんは。


 耳が遠い、説明の仕方がぞんざいだったため理解できていない、目が悪い、等を認知症と誤認することもある由。


> ペホス / 認知症ケア・コミュニケーション講師


> 母親:あんた、今日の晩ご飯は?

> 息子:いらないってさっきも言ったよ。何回聞くんだよ。

> 母親:あら、そう?

> 息子:しっかりしてくれよ……。

> お母さんとこのやり取りをした息子さん(30代)に、「私の母は『認知症』なんでしょうか?」と相談されました。話を聞くと、お母さん(70代)は日常生活をきちんと送れていて、物忘れはあるものの、年相応の物忘れのように思えました。

> そこで、「お母さんが『認知症』ではないかと疑っているようですが、どんな発言や行動からそう思うのでしょうか?」と尋ねたところ、次のような答えが返ってきました。

> ▽「ご飯はいるのか?」って毎日聞かれます。「いる」「いらない」ってその都度返事をしているのに、しょっちゅう聞き返されるのでイライラします。

> ▽テレビのリモコンの使い方を説明しても、僕の説明の半分も覚えていません。だから結局、毎回使い方を教えるはめになります。

> ▽きれい好きだったのに、家にほこりがたまっていても気にしなくなりました。本人は「掃除はしている」と言うのですが、本当かどうか……。

> 息子さんが「ひょっとして『認知症』じゃないか?」と疑いたくなるのもうなずけます。しかし、ここに落とし穴があります。


> 本当に「認知症」が原因なのか? という疑問

> 息子さんの体験を、「認知症」の可能性を考えながら見ると、次のように推定できます。

> (1)返事をしているのに、しょっちゅう聞き返してくる(記憶力の低下)

> (2)伝えたことを、半分ぐらいしか理解していない(理解力の低下)

> (3)きれい好きだったのに、ほこりがたまっていても気づかない(性格の変化)

> 「記憶力の低下」「理解力の低下」「性格の変化」は、「認知症」が原因で起こる症状で、息子さんの心配も無理はありません。もちろん、可能性はあるかもしれませんが、わたしはあえて「『認知症』ではないのでは?」と見るようにしています。

> 「認知症」に限ったことではありません。人は「○○ではないか?」と見当をつけると、当てはまる情報に照準を合わせたがる傾向があります。しかし、「認知症」の可能性が高いとしても、「認知症」ではない可能性も考えながら話を聞くことで、違う見方ができます。両方の視点からバランスのとれた見方をして、その人の行動を理解することが大切です。そこで、息子さんに次のような観点をお伝えしました。


> その行動は「認知症」が原因ではないかも?

> (1)返事をしているのにしょっちゅう聞き返す

> ここで鍵になったのは「しょっちゅう」というフレーズでした。「毎回ではない」ということです。実際、息子さんに聞くと、「聞き返されない時もある」ということでした。

> であるなら、単純に「返事が聞こえていない」可能性があります。息子さんに「はっきり聞こえる声で返事していますか?」と聞くと、「出かける準備をしながらだし、ちょっとイライラしながら返事をしているので、もしかしたらよく聞こえていないかもしれません」とのことでした。

> (2)伝えたことの半分ぐらいしか理解しない

> ポイントは「僕の説明の半分も覚えていないんですよ」という点。つまり、半分は理解しているけれど、半分はあいまいにしか理解していない可能性です。年齢を重ねると、聞いたことを理解するスピードが遅くなります。そのため、早口の説明を理解しにくくなることがあります。

> そこで、「ゆっくり丁寧に説明していますか?」と尋ねると、「ああ、またか!と思うこともあり、早口でぞんざいな説明だったかもしれません」と言います。

> (3)きれい好きだったのに、ほこりがたまっていても気づかない

> お母さんはほこりに気づかないようですが、「掃除はしている」と言っています。可能性として、白内障などによる視力低下が起きているのかもしれません。視界に「もや」のようなものがかかっているように見えるので、単純にほこりが見えないことが考えられます。

> 「お母さんは白内障と言われていませんか?」と尋ねると、「そういえば1年前、手術するほどではないが、白内障があると聞いたことがあります」とのことでした。


> 認知症かどうかは医師の診断で判断を

> このように、息子さんの体験から、「(声が小さくて)聞こえていない」「(話が)早すぎてわからない」「(白内障で)見えていない」という可能性を考えることができました。

> その後、お母さんは病院で受診し、医師は「年齢相応の物忘れで、『認知症』ではありません」と診断したそうです。一見「認知症」に見える行動が、別な理由で起きた可能性を考えることも、「認知症ケア」では大切です。


> ※「認知症」の原因疾患は80種類以上あると言われています。認知症という単純表記で正確さを欠く記述にならないように、本連載では、さまざまな疾患が原因で起こる総称としての認知症を、かぎかっこ付きの「認知症」と表記します。


> ペホス

> 認知症ケア・コミュニケーション講師

> ペ・ホス(裵鎬洙) 1973年生まれ、兵庫県在住。大学卒業後、訪問入浴サービスを手がける民間会社に入社。その後、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問介護、介護老人保健施設などで相談業務に従事。コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)にて、コーチングやコミュニケーションの各種トレーニングに参加し、かかわる人の内面の「あり方」が、“人”や“場”に与える影響の大きさを実感。それらの経験を元に現在、「認知症ケア・コミュニケーション講師」「認知症ケア・スーパーバイザー」として、介護に携わるさまざまな立場の人に、知識や技術だけでなく「あり方」の大切さの発見を促す研修やコーチングセッションを提供している。著書に「理由を探る認知症ケア 関わり方が180度変わる本」。介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員。アプロクリエイト代表。


https://mainichi.jp/premier/health/articles/20180518/med/00m/010/029000c

Re: セカンドステージ:認知症に備える 加齢による「物忘れ」とは別(毎日新聞、5月6日) - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW

2024/01/05 (Fri) 23:34:20

 こんばんは。


 脳出血で倒れた母が、譫妄状態の時期を過ぎても、異常に認知機能が低下してるので、認知症の疑いを持ちました。
 認知症でないことを祈ります。

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