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設置公開<2010年7月23日>

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<新型コロナ感染率・「血液型で異なる」科学的根拠>「O型は重症化しづらい」 - シバケン

2025/12/27 (Sat) 23:34:32

当方、O型。
コロナにも、インフルエンザにも、感染して事がなく。
但し、風邪はよく引いてるです<汗>

>新型コロナウイルス感染と、血液型との関係が注目されています。国内100以上の医療機関などが参加する「コロナ制圧タスクフォース」の発表によれば、日本人患者の血液型と重症化の関連について調べたところ、「O型の人は、他の血液型と比べて、重症化リスクが約0.8倍と低い」「AB型の人は、他の血液型と比べて、重症化リスクが約1.4倍と高い」との結果が出たそうです。現在、新型コロナ感染と血液型との関係を示す大規模な研究が、世界で急速に進められています。なぜ、血液型によって新型コロナの感染率や重症化率が違ってくるのでしょうか。

>感染免疫学者である藤田紘一郎氏の最新刊『血液型と免疫力』を一部抜粋、再構成し、お届けします。


>血液型によって新型コロナの感染率が違う
>「血液型」というと、「性格判断」に結びつける人は多いでしょう。日本人は血液型による性格判断を好む人が多く、「O型はおおらか」「A型はまじめで几帳面」「B型はマイペース」「AB型は変わり者」など、まるで天気の話をするように、会話の中に血液型判断が出てきます。

>ところが、多くの科学者や知識人は血液型判断に否定的です。「ABO式血液型による性格診断は、科学的に何も実証されていない。血液型という生まれつきのもので人を判断するのは不当」と批判してきました。

>しかし現在、血液型の科学的研究がまったく異なる視点から急速に進められています。世界中で感染を広げ、変異株を次々に発生させている新型コロナウイルス。その感染率や重症化率が、血液型で異なることがわかってきたのです。

>たとえば、アメリカの消費者向け遺伝子検査会社の「23andMe」が75万人以上のビッグデータを解析した結果によれば、O型の人は他の血液型より新型コロナに10~20%感染しにくいと報告されています。

>カナダで実施された調査では、新型コロナの重症患者95人の血液型を調べた結果、A型とAB型の患者は84%が人工呼吸器を使ったのに対し、O型は61%だったと報告されました。とくに注目したいのは、集中治療室に滞在した日数です。A型とAB型の患者は平均13.5日間だったのに対し、O型の平均は9日間であり、4日間も短かったのです。

>世界で権威ある週刊総合医学雑誌とされる『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』の電子版(2020年6月17)にも、血液型と感染率を遺伝子レベルで研究した論文が掲載されています。新型コロナ感染・重症化と遺伝子との関係を調べたところ、O型の遺伝子を持つ人の重症化リスクは他の血液型より低く、A型の人は重症化リスクが高くなる可能性が見られたとのことでした。

>同様の報告は他にもされています。それらをまとめてみれば、「O型は他の血液型と比べて感染率も重症化率も低く、反対に、A型とAB型は高い傾向がある」とわかります。

>なぜ、血液型によって違いが見られるのでしょうか。理由については、まだ明らかになっておらず、さらなる調査が待たれるところです。

>1つ可能性として考えらえているのが、「ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)」という、人の体内にあるたんぱく質の関与です。新型コロナは、ACE2という受容体を足がかりにして、人の細胞内に入り込み、増殖します。新型コロナ感染で肺炎が起こりやすいのは、ACE2が肺の細胞に多くあるためです。

>つまり、新型コロナとACE2が結合しなければ、感染は成立しないことになります。O型とB型の人は、「抗A抗体」というたんぱく質を血液中に持ちます。この抗A抗体が、新型コロナとACE2の結合をある程度邪魔する働きがあるのではないか、とわかってきました。


>O型は「血栓」ができにくい
>もう1つ、O型の人の重症化率が低い理由として考えられるのは、O型は他の血液型より血栓(血の塊)ができにくいことです。

>O型の人は「フォン・ヴィレブランド因子」が他の血液型より3割ほど少ないと知られています。フォン・ヴィレブランド因子とは、血液を固めて止める血液凝固因子のこと。これが少ないということは、血栓(血の塊)が血液中にできにくいことを示します。血栓は脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓などを引き起こします。

>新型コロナ感染症では、これらの血栓症が起こる頻度が高くなっています。O型は、フォン・ヴィレブランド因子が少ないことで、他の血液型よりも血栓症を起こしにくい。それがO型の重症化率をある程度抑えているのではないか、と考えられるのです。


>生まれ持った免疫力も、血液型によって違ってくると考えられます。

>免疫とは、ご存じのとおり、感染症などの病気を防ぎ、治す働きのこと。

>その力が強ければ、新型コロナ感染を防ぐ力も高まります。感染しても重症化を抑えるのも免疫の働きです。よって、感染と重症化の予防には、免疫力を日頃から高めておくことが、何よりも大切です。

>免疫の働きは、複数の免疫細胞や組織の連携によって形成されていて、その一つに「抗体」があります。抗体は、体内に起こった「異物」に特異的にくっついて破壊するたんぱく質のことです。


>私たちは、血液型によって異なる抗体を持っています。

>血液型は、赤血球のまわりにとげのようにたくさんある「糖鎖」で決まります。血液型で異なる糖鎖を「血液型物質」と呼びます。A型の人はA型物質を、B型の人はB型物質を持ちます。AB型はA型とB型の血液型物質を持っていますが、O型の人はどちらも持ちません。ちなみに、血液型物質は、赤血球だけにあるのではなく、全身に広く分布しています。

>そして、ここが重要です。免疫は、「自分の血液型物質とは反対の抗体」をつくり出します。これによって、以下のような現象が起こります。

●A型は抗B抗体を持つ
●B型は抗A抗体を持つ
●AB型はどちらも持たない
●O型はどちらも持っている

>抗体は、異物を排除するためのいわば「武器」。その量の差は、免疫力の差を生み出す一因にもなってきます。つまり、抗A抗体も抗B抗体も持つO型は免疫力がもっとも強く、どちらも持たないAB型は免疫力が弱くなりやすいのです。

>なお、A型の人が抗A抗体を持たないのも免疫の重要な働きの一つです。万が一にも、全身に分布する血液型物質に抗体がつくられたら、抗体が自分の血液型物質に攻撃を仕掛け、激しい炎症が全身で起こってしまいます。そんなことが起こらないよう、免疫には、自分に有益と判断したものには抗体をつくらず、受け入れるしくみが備わっています。これを「免疫寛容の法則」といいます。


>微生物との闘いのなかで強固な免疫力を築いた
>人類が誕生したとされるのは、およそ700万年前。地球上で人類は、細菌や寄生虫、ウイルスなど病原性の強い微生物にさらされながら進化してきました。人類は微生物との闘いのなかで強固な免疫力を築き、それをうまく働かせることで、今日まで命をつないできました。

>そうした微生物との闘いのなかで、人間は抗A抗体も抗B抗体も持つようになったと考えられます。実は、血液型物質は、人間だけが持つのではなく、細菌や寄生虫、動物など、地球上のあらゆる生命体に共有される遺伝物質なのです。病原菌が体内に侵入してきたとしても、その血液型物質に対抗する抗体を持っていれば、ただちに排除できます。

>以前、私たちが行った実験です。鶏卵などで増殖し、食中毒を頻繁に起こすサルモネラ菌にはいくつかの種類があり、B型の血液型物質を持つ細菌が多くいます。そのB型の細菌を、O型とA型の血清中で培養したところ、数を増やしませんでした。抗B抗体が増殖を邪魔するからです。一方、B型とAB型の血清中では増殖しました。抗B抗体がないためです。

>このように、血液型によって、感染しやすい微生物や免疫力が違ってきます。その違いをまとめてみます。

●A型の人は抗B抗体を持っている。このため、B型の血液型物質を持った微生物には感染しにくい
●B型の人は抗A抗体を持っている。このため、A型物質を持った微生物には感染しにくい
●O型の人は、抗A抗体も抗B抗体も持っている。このため、A型とB型の微生物には感染しにくい。また、両方の抗体を持つことで、免疫力が4つの血液型でいちばん強い
●AB型の人は、抗A抗体も抗B抗体も持っていない。このため、感染症全般に弱い。抗体の量も生まれつき少ないので、免疫力がもっとも弱い
微生物はA型のほうがB型より数が多いため、抗A抗体を持たないA型の人はB型よりも感染症に罹患する可能性が高くなります。

>以上のことから、免疫力を強い順に並べると、

>「O型 → B型 → A型 → AB型」

となります。


>免疫力は食事や生活環境に影響される
>ただし注意してほしいのは、O型は新型コロナに感染せず、A型やAB型は感染する、といっているのではないことです。

>「他の血液型と比較したとき、O型は免疫力が高く生まれついている」という話です。「O型の人は、他の血液型に比べて、新型コロナに感染・重症化の確率が低い」ということで、「感染しない」とはいっていません。

>私たちの免疫力は、食事や生活環境、生活サイクル、睡眠の状態、運動、ものの考え方、ストレスの度合いなど、さまざまな要因で違ってきます。その一つとして、血液型がある、と考えるとわかりやすいでしょう。

>人の免疫力とは、食事や生活、睡眠、ストレスの状態に大きく影響されます。食事や生活の状態がおろそかになっていれば、O型とはいえたちまち低下しますし、A型やAB型の人も免疫力を強化する生活を心がけていれば感染を防ぐことができます。

>こうした血液型による違いと免疫の性質を知って健康増進に活かしていくことが、コロナ禍ではなおのこと重要となってくるのです。

<本>
『血液型と免疫力』


<参考=「新型コロナ感染率「血液型で異なる」科学的根拠 なぜ「O型は重症化しづらい」と言われるのか」(東洋経済)>
(21/09/11)
https://toyokeizai.net/articles/-/453334

Re: <新型コロナ感染率・「血液型で異なる」科学的根拠>「O型は重症化しづらい」 - シバケン

2025/12/28 (Sun) 00:19:35

<副題=血液型で病気リスクが違う>

これは、あり得るの話で、新型コロナ・ウィルスの感染でも、言われたです。
O型は、感染が少ない。

尚、
O型は大量出血など大怪我の場合、死亡率が他の血液型の倍以上<!>
当方、O型<!>故、大怪我には、要注意。

>2023年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。健康部門の第1位は――。(初公開日:2023年9月27日)性格診断によく利用される血液型だが、科学的根拠はない。しかし、ここ数十年の研究で、血液型によって病気のリスクが異なることが明らかになっている。岡山大学医学部の中尾篤典教授は「理由はわかっていませんが、O型の人は、概してA型、B型、AB型と比較してさまざまな病気になるリスクが低いです」という――。
※本稿は、中尾篤典・毛内拡(著)、ナゾロジー(協力)『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』(秀和システム)の一部を再編集したものです。


>怪我での死亡率と病気のなりやすさも血液型でわかる?
>A型は几帳面、B型はマイペース、O型がおおらかで、AB型は変わり者……血液型といえば、日本では性格診断によく使われています。
こうした診断は不思議と自分や周りの人に当てはめてみると当たっているように思うことが多いのですが、実際には科学的根拠はなく、日本でしか話題にならないことです。

>もともと、血液型はカール・ラントシュタイナーという病理学者によって、1900年に発見されました。彼は、人の血清に他の人の赤血球を混合すると、固まる場合と固まらない場合があることを見つけ、これが今日のABO血液型になります。A型の赤血球にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはAとBの両抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。

>この発見は、血液型不適合による輸血事故を減少させ、輸血を発展させるきっかけとなりました。血液型は当初、血液だけでの判定方法として出発しましたが、その後、血液以外(他の体液や細胞、毛髪のように生きていない組織も)にも同じ特徴が分布することがわかってきました。

>つまり、すでに血液型は「血液」だけではなく、個人を血清学的に識別する方法のひとつでもあり、そのため同じ血液型の人がどんな病気になりやすいかなどの特徴があるのは、ある意味当然のことかもしれません。実際に、ここ数十年の研究の数々から、血液型によって病気のリスクが異なることが明らかになっています。①


>O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍……
例えば、2010年にスウェーデンの大学が発表した研究結果によると、A型の人の胃がんのリスクは、最もリスクの低かったO型の人と比べて1.2倍でした。②

>2009年にアメリカ国立がん研究所が発表した論文では、B型の人は最もリスクの低かったO型の人に比べて、膵臓がんのリスクが1.72倍高いと報告されました。③

>さらにB型の人は、O型に比べ2型糖尿病になる頻度が1.21倍であると報告されています。④

>脳卒中のリスクは、AB型の人が最も高いと報告されています。2014年に発表されたアメリカの研究では、AB型の人は最もリスクの低かったO型の人と比べて、脳卒中のリスクが1.83倍高いそうです。⑤

>さらに、AB型の人は、認知症になる可能性がO型の人に比べ約1.82倍といわれています。⑥

>このように、O型の人は、概してA型、B型、AB型と比較して、様々な病気になるリスクが低いことは事実のようですが、その明らかな理由はわかっていません。

>また、O型の人は蚊に刺されやすい、という話を聞いたことがあるかもしれません。これは実は実験で証明されています。

>メスのハマダラカを20匹入れた箱に、いろんな血液型の被験者の腕を入れて10分間に何カ所刺されたかを数えます。実際に蚊の体内から吸った血液を取り出し、その血液型も確認したところ、O型の人は5.045カ所刺されるのに対し、非O型の人は3.503カ所しか刺されませんでした。ハマダラカは、O型を好んで刺す傾向があるようです。⑦


>O型は他の血液型より血が止まりにくい
>一方で、O型の人は、大量出血するような大怪我をした場合、死亡率が他の血液型の倍以上です。重症外傷の患者さん901人の分析から、O型の患者さんの死亡率が28%、そのほかの血液型は11%であることがわかりました。⑧

>この理由はO型の人は健常者であっても、血を止めるための大切な因子の一部が他の血液型に比べて25〜30%しかないことがわかっており、止血能力や血液を凝固させる能力がO型の人は弱いためです。

>つまり、O型の人は血液が固まりにくい(血液がさらさら)ため、血栓(血液が固まること)が原因で発生する病気が、他の血液型の人よりも少ないといわれているのです。O型以外の人は、O型の人と比べ、心筋梗塞のリスクが1.25倍、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)のリスクが1.79倍との報告があります。

>血液型による性格診断も、社会の中での自分の生き方を考えるのに役立つかもしれませんが、科学的にも自らの血液型の特徴を知り、食事や運動など日常生活を考え直すことで、リスクを減らすことができるかもしれません。

>例えば、O型であれば、大怪我をしたときに自分の血がほかの血液型よりは止まりにくい可能性を考慮しておけば、より気をつけることにつながります。

<本>
再掲
中尾篤典・毛内拡(著)、ナゾロジー(協力)『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』(秀和システム)


<参考=「「血液型で病気リスクがこんなに違う」O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍…という血液型とは何か【2023下半期BEST5】 O型は大量出血など大怪我の場合、死亡率が他の血液型の倍以上」(PRESIDENT)>
(24/01/10)
https://president.jp/articles/-/77295

>中尾 篤典
医師、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科救命救急・災害医学講座教授

>毛内 拡
脳神経科学者、お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教

<参考=NO.3289 <健康・本>『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』>
(23/10/24)
https://ss1.xrea.com/mrshibaken.g2.xrea.com/majinbbs/mina_zatudan_382.htm#no3289

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