
設置公開<2010年7月23日>
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<南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2025/12/28 (Sun) 22:38:14
日本国の、レア・アース<!>
<写真1>
レアアース泥の試験採掘を担う地球深部探査船「ちきゅう」(海洋研究開発機構提供)
<地図2>
南鳥島
<写真3>
海底の泥を破砕する「採鉱機」(海洋研究開発機構提供)
>海洋研究開発機構などは、来年1月に南鳥島(東京都)沖の深海底からレアアース(希土類)を含む泥の試掘を始めると発表した。水深約6000メートルまで延ばしたパイプを通して泥を船に揚げる世界初の試みという。レアアースは大半を中国からの輸入に頼っているため、将来の国産化に期待がかかる。
>試掘は2月14日までの予定で、内閣府の大型研究プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環で実施する。場所は南鳥島の南東沖約150キロ・メートルの排他的経済水域(EEZ)内で、同機構の地球深部探査船「ちきゅう」が試掘を担う。
>パイプの先端に泥をほぐす円筒形の採鉱装置(直径約3・5メートル、長さ約5・6メートル)をつけて船から下ろし、海水と混ざった泥をパイプ内の水流で船に揚げる。水の濁り具合や生態系への影響を調べる無人潜水船の運用試験も行う。
>この海域の泥には、電気自動車のモーターなどに使うネオジムやジスプロシウムなどのレアアースが豊富に含まれている。埋蔵量については「産業的開発ができる規模」と説明した。
>今回の試掘に成功すれば、2027年2月に1日最大350トンを採取する本格的な試掘を実施し、採算性などを検証する予定だ。泥を脱水し運搬しやすくする施設などを南鳥島に建設する計画で、内閣府は関連費用として今年度補正予算に164億円を計上した。
>SIPの石井正一プログラムディレクターは「海洋の石油・天然ガス生産でも水深3000メートルが限度だ。困難はあると思うが、レアアース調達先の多角化に貢献したい」と話している。
<参考=「南鳥島沖で来月からレアアース試掘、埋蔵量は「産業的開発できる規模」…現在は中国に依存で国産化に期待」(読売新聞)>
(25/12/26)
https://www.yomiuri.co.jp/science/20251226-GYT1T00292/
Re: <南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2025/12/28 (Sun) 23:19:22
<地図2>
南鳥島
---
<副題=世界初レアアース泥の採掘へ 南鳥島周辺の海底6000mから採鉱 海洋研究開発機構が計画を発表(TBS)>
>日本が輸入に依存している重要鉱物・レアアース。海洋研究開発機構はきょう、世界初の試みとして、レアアースを含む泥を来年、海底から引き上げる計画を発表しました。
>南鳥島周辺の排他的経済水域=EEZの海底にはレアアース泥の存在が確認されています。海洋研究開発機構はきょう、会見でレアアース泥の引き上げを想定した試験を実施すると発表しました。
>「2018年から約7年をかけて研究開発をいたしてまいりました。いよいよ、我が国が誇る地球深部探査船『ちきゅう』が母港である清水港を出港いたします」
>探査船は来年1月11日に出港し、南鳥島周辺に到着したあと、海底6000メートルに特殊な機械を下ろして、実際にレアアース泥を採鉱する予定です。これが成功すれば、再来年2月から本格的な採鉱試験に進むということです。
>レアアースはスマートフォンや医療機器などの最先端機器に欠かせない重要な鉱物ですが、日本はほとんどを中国からの輸入に頼っています。
>経済安全保障上のリスク軽減の観点から、レアアースを国内で採取できるかが大きな課題となるなか、プロジェクトの成否が注目されています。
<参考=「世界初レアアース泥の採掘へ 南鳥島周辺の海底6000mから採鉱 海洋研究開発機構が計画を発表」(TBS)>
(25/12/23)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2366489
Re: <南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2026/01/12 (Mon) 19:39:37
<副題=【速報】国内レアアース獲得へ 探査船「ちきゅう」が出航 海底からのレアアース泥採鉱試験 世界初の試み(TBS)>
水深6000メートルから、レア・アースを含む泥が、採取出来るのか<?>
<写真1>
探査船「ちきゅう」出航
<写真2>
探査船「ちきゅう」出航
<写真3>
探査船「ちきゅう」出航
>国産レアアースの開発実験へ 探査船「ちきゅう」出航
>国産レアアースの開発実験が行われる日本の最東端・南鳥島に向けて探査船が出航しました。
>探査船「ちきゅう」は、きょう(12日)午前9時すぎ、静岡市の清水港を出航し、東京からおよそ2000キロ離れている南鳥島に向かいました。
>島周辺の海底にはレアアースを多く含む泥が発見されていて、今回は深海6000メートルから泥を船上に引き上げる実証実験が行われます。
>レアアースは、自動車のモーターやスマホの部品などに使われる重要な鉱物で、日本は70%以上を中国からの輸入に頼っています。
>今月6日、中国は軍事転用の可能性がある品目の日本への輸出の禁止を発表。レアアースの輸出も止められるのではと懸念が広がるなか、国産レアアースの開発実験に注目が集まっています。
>実験の責任者・石井正一氏は次のように話します。
>石井正一氏
「緊迫したレアアースの国際情勢の中で、非常に大きな成果をあげることになるんじゃないかと。“希望の光”だと我々は言っています」
>実験が成功すれば、産業開発を目指して2027年から大規模な採鉱を始めるといいます。
>重要鉱物レアアースを日本独自で獲得し、中国への依存度を下げられるのか。探査船「ちきゅう」は1週間程度で南鳥島近海に到達し、実証実験を始める予定です。
<参考=「【速報】国内レアアース獲得へ 探査船「ちきゅう」が出航 海底からのレアアース泥採鉱試験 世界初の試み」(TBS)>
(26/01/12)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2394885
Re: <南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2026/01/12 (Mon) 20:18:03
<写真2>
探査船「ちきゅう」出航
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<副題=「中国依存を終わらせる!」日本、『深海6000m』に賭けた(MSN)>
>日本が12日から西太平洋の深海でレアアースの試験掘削に着手したと朝日新聞が11日に報じた。深海でのレアアース試掘は世界初の試みだ。日本は最東端に位置する東京都南鳥島近くの排他的経済水域(EEZ)で、水深約6,000mの海底に埋蔵されたレアアースを含む泥を引き上げる試験掘削を開始する。今月12日から2月14日まで南鳥島の東南約150km海域で実施する。当初は11日に開始する予定だったが、気象の影響で1日延期された。
>地球深部探査船「ちきゅう」は静岡県の清水港から出航し、採掘機を装着したパイプを6,000mの海底まで下ろす。海底で泥に海水を混ぜて柔らかくした後、管内部の水流を利用して船上に押し上げる方式だ。早ければ今月末に初めて泥の回収が行われる見込みだ。泥の量に対する目標値は設定していないが、採取に成功した場合はレアアースの分離・精製試験を行う計画だ。試験が成功すれば2027年2月からは1日最大350tの泥を引き上げる本格的な採掘試験および分離・精製実験段階に入る。プロジェクトチームは試験結果を基に商業化の可能性を判断した後、民間企業の参加方式や政策的支援策などを検討する方針だ。
>今回の試験掘削は中国が日本にレアアースの輸出規制措置を講じている中で行われる。レアアースはスマートフォンや防衛装備など精密機器製造に不可欠な資源だ。米地質調査所(USGS)によると、中国は2024年基準で世界生産量の約70%を占めているという。日本が自国生産体制を構築できるかは経済安全保障の観点から非常に重要な課題になっている。海洋研究開発機構(JAMSTEC)などが参加する内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」は2018年から約400億円を投入し、南鳥島周辺でレアアースの埋蔵量調査と採掘技術開発を進めてきた。
<参考=「「中国依存を終わらせる!」日本、『深海6000m』に賭けた」(MSN)>
(26/01/12)
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/ar-AA1U1Eip
Re: <南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2026/01/12 (Mon) 20:43:32
<写真3>
探査船「ちきゅう」出航
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<副題=「生産が止まるかもしれない」中国レアアース問題で日本の自動車現場に緊張(MSN)>
レア・アースの件、チャイナ・リスクは、初回ではないです。
対応が進んでないが、問題でもあるです。
南鳥島沖の、日本産、レア・アースの件、あるですが。今日、明日、実現出来るでありませんです。
これが、あるは、心強いは事実。
>中国が高市早苗総理による台湾有事への武力介入示唆発言に反発し、事実上の報復措置としてレアアースを外交カードとして行使したことで、日本の産業界に強い緊張感が広がっている。先端産業の中核を担うレアアースの供給が制約されれば、自動車や電子部品、機械産業を中心に生産活動へ深刻な影響が及ぶことは避けられないとの見方が強まっている。
>最も大きな影響を受けているのが、中国産レアアースへの依存度が高い自動車業界だ。8日付の毎日新聞によると、日本自動車工業会の会長を務めるトヨタ自動車の佐藤恒治社長は、特定地域に依存したサプライチェーン構造で日本が今後も国際競争を勝ち抜けるのか、改めて考える必要があると指摘し、供給網拡大に向けた業界全体での連携を呼びかけた。
>中国は昨年4月、米国に対して中レアアース関連の7品目について輸出制限を実施しており、その影響で米フォード・モーターの工場が稼働停止に追い込まれた。この余波は日本企業にも及び、スズキが一部の小型車の生産を中断する事態が発生している。こうした経緯から、レアアース調達の代替策確保は待ったなしの課題となっている。
>中国からレアアースを含む磁石を輸入し、自動車生産設備などを製造・販売する東京都内の中小企業の社長も、NHKの取材に対し、昨年の資源調達遅延によって納期延長を余儀なくされた経験を明かした。その上で、レアアースが本格的な規制対象となれば、一部製品は生産継続が困難になる可能性があると危機感を示した。
>こうした中、業界内ではレアアース埋蔵量が豊富なオーストラリアなどに調達先を切り替え、サプライチェーンの多角化を進めるべきだとの主張が強まっている。日産自動車のように、レアアース使用量を極力抑えたモーターの実用化を進める動きも加速している。
>一方で、中国との関係改善を重視すべきだとの声も根強い。日本生産性本部の小林喜光会長は、日本が国として中国から距離を置くことは現実的ではないとした上で、基本的には中国と安定した関係を維持しつつ、山積する課題を一つずつ解消していく必要があると述べた。
>中国が規制対象品目を明確に示さないまま、いわゆる曖昧戦術を展開する中、その影響は日本国内にとどまらず、東アジア全体のサプライチェーンに波及する可能性も指摘されている。中国で原材料を調達し、日本で中間素材を生産、その後周辺国で完成品を製造する構造の中で、日本の生産に支障が生じれば、連鎖的な供給網の混乱を招きかねないためだ。
>専門家の間では、日本が東アジアの供給網における要衝に位置している以上、日本の対応次第で域内産業全体の安定性が左右されるとの見方が広がっている。今回のレアアースを巡る動きは、中国の通商戦略という枠を超え、日本経済の構造的な脆弱性を浮き彫りにした形となっている。
<参考=「「生産が止まるかもしれない」中国レアアース問題で日本の自動車現場に緊張」(MSN)>
(26/01/12)
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/ar-AA1U1u2J
Re: <南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2026/01/16 (Fri) 00:47:33
<副題=「中国が邪魔しに来ています」日本のレアアース試験掘削に 空母が周辺海域で不穏な動き「南鳥島を意識」(Yahoo!ニュース・J-CAST)>
突然に、出荷を延期。
新規は、延期。
では、どするも、出来ず。が、先様の、狙い。
そのくせ、軍事のみで、民生用は、影響なしと、言うてるですが。そんな線引き、誰がする<?>出来る<?>
>高市首相の台湾有事発言で中国のレアアース輸出規制が強化されたが、2026年1月15日放送の情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)はレアアース採掘をめぐる日中の攻防についてとりあげた。
>■中国が独占の「重レアアース」も含まれている可能性
>番組はレアアースを使う兵庫県の製造会社を取材、あと2か月で備蓄がなくなり「先が読めない」と頭を抱える経営者の声を紹介した。
>レアアースは17種類の金属の総称で、発光するものはLEDなどに、強力な磁力をもつものは携帯や電気自動車のモーターなどに使われている。紹介した中小企業だけでなく、輸出規制の影響は日本経済全体に及ぶ。
>そこで、中国に依存しない国産レアアースを採掘しようと政府も動き出している。地球深部探査船「ちきゅう」が12日に南鳥島に向けて出航した。南鳥島沖の海底下にあるレアアースが含まれる泥の試験掘削のためで、船上から水深約6000メートルの深さまでパイプを延ばして泥を採取する。
>この採掘プロジェクトにかかわってきた東京大学大学院教授の中村謙太郎さんによると、南鳥島のレアアース泥には「放射性物質」がほとんど含まれていないことと、中国が独占している「重レアアース」も含まれている可能性もある。採掘できれば、国産レアアースが中国の"低コスト独占"を打開するきっかけになるかもしれないと紹介した。
>プレッシャーをかけに来ている
>この国家的プロジェクトに対して中国側に不穏な動きがあるという。2011年に日本がレアアース泥を発見し、すぐに中国が南鳥島周辺の公海でレアアース調査を開始したが、2025年6月には中国の空母が周辺海域で活動するなどしており、政府も神経をとがらせている。
>この動きに意見を求められたキヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司さんは,
>「邪魔です、中国が邪魔しに来ています。空母の航路を見てもかなり南鳥島を意識している。ある意味プレッシャーをかけている」
>と解説した。
>今後懸念される点として「中国の日本に対する制裁が強まってくれば、このプロジェクトに参画している企業に対する制裁、脅しとかを強化し、経済的、軍事的に邪魔してくる可能性がある。中国としては(南鳥島は)一番面倒くさい存在。自分たちが独占しているものが一気に崩れるわけですから。日本は国をあげてここを守らなければいけないし、どう(南鳥島のレアアース泥を)実用化に向けてスピードアップさせるか」と今後のプロジェクトの進展に期待を寄せる。
>(ジャーナリスト 佐藤太郎)
<参考=「「中国が邪魔しに来ています」日本のレアアース試験掘削に 空母が周辺海域で不穏な動き「南鳥島を意識」」(Yahoo!ニュース・J-CAST)>
(26/01/15)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3744a9271deb0875788237624ea11b61424ecdb7
Re: <南鳥島沖・レアアース>埋蔵量は「産業的開発できる規模」 - シバケン
2026/01/18 (Sun) 09:44:22
<副題=残念ですが「国産レアアース」は切り札になりません…日本が脱中国を実現できない“身も蓋もない理由”(DIAMOND)>
表題的、悲観論。
なれどの、「現在では」の話。
本格的に、技術的問題等、解決に取り組めば、難題でもないと。
むしろ、中国の妨害が、あるの想定、対応せねばの、既に、南鳥島の周辺には、空母が云々の話、あるです。
漁船がぶつかって来るねえ。
そんな生優しい、ではなくての、極の簡単の、潜水艇で、パイプを破断させるの手があるです。
こんな事、海底の、ガラス・ファイバーが、やられてるの手でして。容易に想定出来るです。
とりあえずの、
対しての、日本国は、丸裸状態での、実験、探索でして。
がしかしの、米国トランプ君との、署名ありまして。牽制にはなるです。
<写真>
2025年10月28日に東京・元赤坂の迎賓館で日米関税合意の着実な履行と、希土類(レアアース)の供給確保に関する2文書に署名した高市早苗首相とトランプ大統領 Photo:JIJI
>「南鳥島のレアアースで脱中国だ!」と喜ぶのは早計です。中国への依存度を下げる策として、政府は深海採掘に本腰を入れ始めましたが、実はそこには落とし穴が3つも存在します。このままでは計画が頓挫するばかりか、日本の産業界が干上がってしまう恐れさえあるのです。「夢の国産レアアースで脱中国」が“詰んでいる”現実と、解決のシナリオを提示します。(百年コンサルティングチーフエコノミスト 鈴木貴博)
>南鳥島に米軍基地? 仰天シナリオに現実味
>未来予測を専門とする関係で、毎年この時期に「びっくり予測」をしています。
>日経マネーの今月号に取り上げていただいたのが「南鳥島に海上米軍基地計画」という予想でした。
>確率は低いけれどももしかしたら今年、そんなニュースが飛び込むかもしれないという未来予測です。
>この予測の話をしたのは昨年の11月頃でしたが、南鳥島のレアアース開発はその後、大きな話題になりました。きっかけは高市首相の発言で日中関係が冷え込んだことです。
>レアアースはEVや医療機器、ハイテク機器などあらゆる先端製品に使われる希土類元素の総称で、精製では中国が9割超の世界シェアを占めています。そして高市発言への報復として日本向けのレアアース輸出規制が始まりました。
>レアアースは中国にとっては日本だけでなくアメリカやEUに対しても戦略物資です。先ごろ行われたG7でも対中依存度を下げることが重要議題にあがりました。西側世界のリーダーの中でもトランプ大統領はこの依存状況をなんとか変えたいと考えている政治家の筆頭ではないでしょうか。
>そのような流れで日本では南鳥島に脚光があたることになりました。南鳥島近辺の深海には純度の高いレアアース泥が沈殿していて、その埋蔵量は世界全体の需要の数百年分だとされています。
>ただ水深6000mの深海から泥を大量に引き上げるのはコストだけでなくそもそも技術的に難しいとされていて、2013年にレアアースの存在が発表された後も長らく調査段階が続いていました。
>日本政府が採掘について本格的に投資をする方針を表明したというのが直近のニュースです。
>内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム」ではまず今年、水深6000mの海底からレアアース泥を試掘し、来年には一日あたり350トンのレアアース泥回収能力の実証実験を実施、そして2030年頃に商業採掘を実現したいとしています。
>この日本政府の方針で、西側諸国のレアアース問題は解決するのでしょうか?実は簡単には乗り越えられない問題が存在しています。冒頭に「びっくり予測」としたように、解決にはいくつものハードルがあります。私の予測で南鳥島に「海上米軍基地」を組み合わせた予測にしたのも、いくつかある問題のひとつを暗示したものです。
>何が難しいのか、そしてなぜそこに米軍が登場するのか、この記事では大胆予測の背景にある地政学的な事情を説明させていただきます。
>まずレアアースの基礎知識から。単純に採掘シェアで考えるとアメリカやオーストラリアもある程度の世界シェアを持っています。ただそこには問題があります。採掘したレアアースにはウランなどの放射性元素が含まれるのです。
>そして精製の段階ではその放射性元素が濃縮されます。結果、1トンのレアアースを生産する過程で約1トンの放射性廃棄物が発生します。さらに産業廃棄物として排出される重金属を含む泥は約2000トンとなり、どちらも環境を汚染します。具体的には水質や土壌汚染が危惧されます。
>中国についでレアアースの精製が多い国がマレーシアですが、マレーシアでは実際に環境汚染が社会問題になっています。そのようなことから西側の先進国ではレアアースの精製に手を出しにくいのです。
>南鳥島のレアアースが脚光を浴びている理由のひとつが海底のレアアース泥は放射性元素の含有量が非常に少ないことです。採掘が軌道にのれば、その後の精製工場を設置しやすいわけです。
>ただ問題は3つあります。
>1つ目にして最大の問題は「地政学的な問題」で、もし日本が本格的にレアアースの精製に乗り出せば、中国がそれを黙ってみていることはないだろうということです。
>さらにふたつめの問題として精製が商業化するまでには5年以上かかるという「時間の問題」があります。これからの5年間、中国はレアアースの輸出規制を含め、あらゆる方法で日本の計画に対抗することが予想できるのです。
>3つめの問題については理由があって後述します。まずこのふたつの問題をどう乗り越えるかです。たとえばどんな事態に備える必要があるのかシナリオを考えてみましょう。
>南鳥島近海で日本政府が海上プラットフォームを建設し、1日350トンの泥を採掘する施設をつくったとします。その海域に突如、数百隻の漁船が現れたとします。これはあくまでシナリオですが、尖閣諸島の近辺で起きることと似た想定を考えてみましょう。
>それら漁船のうち何隻かは航行不能を訴えて、定期的に日本の海上プラットフォームに衝突する事故を起こします。あくまで事故です。ただプラットフォームの設備には甚大な損害が出るうえに、そのたびに設備の完工時期は後ろ倒しになります。
>その間、日本経済に関しては中国のレアアース輸出規制がさらに強まることが想定されます。5年ならなんとか耐えきれると考えるところが、10年、15年と後ろ倒しになっていったとしたら日本の産業界は耐えきれるでしょうか?
>そうならないためにはアメリカとの強力な同盟関係が必要になります。レアアースの問題では同じ課題をかかえるアメリカに、南鳥島開発の主導権を一定レベルで与えることになるのではないかというのが私の予測です。
>その視点から想定したのが「南鳥島海上に米軍基地」というシナリオです。
>この想定で参考にしたのが中国が南沙諸島に建設した人工島です。南シナ海での領有権争いに際して中国が7つの岩礁を大規模に埋め立てて、10数平方kmもの人工島を造成し、軍の拠点としたのです。
>ただ南鳥島は日本の領海ですから、日本人の私としては恒久的な基地を設置してほしくはありません。
>やんわりとしたシナリオとしては、アメリカ企業が南鳥島のレアアース泥採掘に合弁の形で参加して、その企業の設備を守るために用心棒としてアメリカ軍が南鳥島近海を守ってくれるのがベストだと思います。
>日本が脱中国を実現できない “身も蓋もない理由”
>ただこの話、もうひとつ別の要素があります。これが後述するといった3つめの問題です。南鳥島のレアアース泥だけでは西側諸国が必要とするレアアースすべてはまかなえないのです。
>たとえばわかりやすいのはリチウムです。EVを筆頭にリチウムの需要は世界的に非常に大きくなっていますが、このリチウムは南鳥島の海底にはそれほど多くは存在しません。
>リチウムの開発はアメリカも重要視していますが、環境問題がボトルネックとなって北アメリカ大陸でもリチウムの開発計画は進まないのが現状です。
>ではトランプ大統領はこの問題をどう突破するのでしょうか?ひとつのアイデアは太平洋上の人工島にさまざまなレアアースの精製工場を建設することです。
>これは南鳥島ではなく、むしろアメリカの排他的経済水域の中にある岩礁のほうが適地でしょう。
>人工島の欠点は国際法で領土として認められないことです。ここにトランプ大統領が着眼すれば、領土ではない場所なので、アメリカの国内法にとらわれず、精製工場や廃棄泥の保管施設を設置することが可能になります。
>仮に中国を参考にアメリカがマリアナ諸島の岩礁に人工島を建設したとしたらどうでしょうか?南鳥島だけでなくオーストラリア、ミャンマー、タイなどの国々からもレアアースの鉱石を海上輸送できるようになります。
>もちろん深海からすくいあげた泥を人工島で処理するのですから、コストは大幅に割高になります。ただ、レアアースの対中依存度をどう減らすかが課題なのでコストは各国政府からの補助金で克服すればいいという考え方になると思います。
>そうは言っても、常識的な人ならわざわざ中国と事を構えるリスクをとって実行しないでしょう。しかし、トランプ大統領だったらどうか?と考えると、1割ぐらいの実現性はあるかもしれません。これがびっくり予測の背景です。
>さて、結局のところ、現実としてはこの問題はどうなるのでしょうか?
>南鳥島の資源の役割はあくまで中国への依存度を下げるための役目にとどまると考えるのが妥当なラインだと私は考えます。
>現実的には日本経済が必要とするさまざまなレアアースを安定的に確保するためには、南鳥島を含めた西側諸国の生産計画だけでは将来的にも需要確保は不十分です。
>そうなると現実策としては中国からの供給をどう安定させるかのほうが、政策としては重要でしょう。西側全体で中国とのおりあいをどうつけていくのかが最重要課題になるはずです。
>南鳥島の開発計画に過大に期待したり、メディアで大々的にあおるのではなく、ゆっくりと海面下で計画を進める程度にとどめたほうが諸々がうまくいくのではないかと私は思いますが、どうでしょうか。
<参考=「残念ですが「国産レアアース」は切り札になりません…日本が脱中国を実現できない“身も蓋もない理由”」(DIAMOND)>
(26/01/16)
https://diamond.jp/articles/-/381660