
設置公開<2010年7月23日>
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<認知症グレーゾーン>70歳でボケるか、90歳で脳が元気の、分かれ道 - シバケン
2026/02/16 (Mon) 23:04:18
>先週買ったばかりなのにまた同じものを買ってしまった、突然暗証番号が思い出せなくなった……もしかしたら、認知症の一歩手前である「認知症グレーゾーン」のサインかもしれません。今回は、認知症専門医・朝田隆先生が「認知症グレーゾーン」の歩き方を綴った著書『認知症グレーゾーンは分かれ道』より一部引用、再編集してお届けします。
>認知症大国・日本
>私は「メモリークリニックお茶の水」の院長を務める朝田隆といいます。
>40年以上にわたり認知症を専門に研究を重ね、診察、診断、治療にあたってきました。これまでに向き合ってきた認知症の患者さんの数は2万人を超えます。
>人生100年時代といわれて久しいのですが、残念ながら日本は寝たきり大国であり、認知症大国であるというのが実状。日本は世界でもっとも高齢者の認知症有病率が高い国なのです。
>今から10年前、2015年の1月に厚生労働省が発表した「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)」では、認知症を患う高齢者数に関して、団塊の世代が75歳を迎えて後期高齢者になる2025年には700万人を超えるだろうと予測していました。
>実際には……
>実際にはどうかというと、2025年の情報として、先進国における認知症の人の数は減っています。日本も例外ではなく、65歳以上の高齢者における認知症有病率は、2012年から2022年の10年間で約3パーセント低下しました。
>その理由としては、医学の進歩により血圧やコレステロールといった心血管疾患の危険因子の制御が改善され、それにともなって脳梗塞や脳出血などの脳血管障害と密接な関係にある認知症の発症率も低下したのではないかという仮説が優勢です。また認知症における啓蒙活動が盛んに行われるようになり、禁煙する、アルコールを控える、食生活を整える、運動をする、睡眠時間を十分に確保するといった生活習慣の改善も、認知症の発症率を下げているのではないかと考えられています。
<本1>
『認知症グレーゾーンは分かれ道』(著:朝田隆/興陽館)
>しかし問題は認知症グレーゾーンの人たちで、こちらのほうは増え続けているのです。
>中でも深刻なのは、自分の認知状態をただの老化現象だろうと軽く考えたり、認知症であると診断されることが怖くて診断を避けている「隠れ認知症グレーゾーン」の人たちです。潜伏しているわけですから正確な人数を把握することはできませんが、500万人くらいいるのではないかと考えられています。
<図2>
65歳以上高齢者の「認知症グレーゾーン」は増えている。
>アルツハイマー病は20年かけて進行する
>隠れ認知症グレーゾーンの人が必ずしも認知症になるというわけではないという一方で、進行が早く認知症まっしぐらという人もいます。しかしどういう人がグレーゾーンで踏みとどまり、どういう人が認知症へ移行してしまうのかについての明確な答えは、遺伝子や年齢などあらがえないものについてはあります。また運動や食生活など自分で実行できる方法に関しては、乏しいながらも段々と知られつつあります。にも関わらず認知症に関する知識を備えている人は、まだ少ないというのが私の実感です。
>いずれにせよ「認知症になったらどうしよう」と怯えるばかりでは埒が明きません。認知症を予防するためには、認知症に関する知識を備えておく必要があるのです。そこで基本的なことをあなたにお伝えしておきたいと思います。
>認知症という言葉の定義は「認知機能の障害により、生活に支障を起こすようになった状態」というもの。このことからもわかるように、認知症というのは記憶や思考などの認知機能が低下する症状や状態の総称です。
>私が学生の頃には「痴呆症」と呼ばれていましたが、「痴呆」という言葉には「頭が悪い」といった侮蔑的なニュアンスが感じられるため、厚生労働省が中心となって「認知症」という言葉に変更されました。着実に人々の中に浸透していきました。未だに認知症が、いきなり発症するものと誤解されがちですが、いきなり認知症になる人はいません。認知症は病名ではなく、脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態を総合した用語です。
>代表的な認知症
>実のところ認知症は70種類以上に分類できるのですが、代表的なものとして挙げられるのは「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の四つで、それらの原因や特徴はさまざまです。
>中でも、日本における認知症の7割方を占めているのがアルツハイマー型認知症。アルツハイマー型認知症は、アミロイドβというタンパク質が脳に蓄積して神経細胞に損傷を与えることが原因で発症し、およそ20年かけて進行していくことがわかっています。たとえば70代で認知症になった人の場合、50代からアミロイドβの蓄積が始まっていたということ。つまり年を重ねるとともに、まずグレーゾーンの時期を迎え、やがて認知症へと移行するのです。
>しかし長い時間をかけて進行する認知症は、急性の病気に比べて対策を講じる時間がある病だと考えることができるでしょう。ここに希望があるのです。
>※本稿は、『認知症グレーゾーンは分かれ道』(興陽館)の一部を再編集したものです。
<参考=「65歳以上の〈認知症〉有病率が10年間で約3パーセント減少した一方、増え続けているのが…知っておきたい〈認知症のキホン〉を専門医が解説 認知症グレーゾーンは分かれ道」(婦人公論)>
(26/01/01)
https://fujinkoron.jp/articles/-/20302